
スロットで朝イチから打つとき、「リセット」って言葉をよく聞きますよね。でも、「スロットのリセットとは、結局なに?」とか「『据え置き』との違いがイマイチわからない…」と悩んでいる方もいるかもしれません。
リセットされていると、どんな「恩恵」があるのか。逆に、前日のハマリ(天井)はどうなってしまうのか。そして、有利区間ランプがなくなった「スマスロ」時代になって、判別がすごく難しくなったけど、みんなどうやって見分けているんだろう…?
そういった疑問は、スロットで勝率を上げようと思った時に誰もが通る道で、私も昔はたくさん悩みました。
この記事では、そんなスロットの「リセット」に関する基本的な知識から、具体的な判別方法、そして現代のスマスロ時代における立ち回りまで、私の経験も踏まえながら、できるだけ分かりやすく解説していきますね。
ポイント
- スロットのリセットと設定変更、据え置きの基本的な違い
- リセットによって得られる具体的な「恩恵」とは何か
- 天井狙い(宵越し)とリセットの関係性
- スマスロ時代におけるリセット判別の方法と注意点
スロットのリセットとは?基本と恩恵を解説
まずは、「リセット」という言葉の正確な意味と、なぜ私たちがそれをこんなに気にする必要があるのか、その理由である「恩恵(メリット)」について詳しく見ていきましょう。ここを理解することが、朝イチの立ち回りを決める一番大事な基礎になりますね。
リセットと設定変更、据え置きの違い
朝イチ、ホールに並んでいるパチスロ台の状態は、ものすごくシンプルに言うと「リセット」か「据え置き」の2種類しかありません。
まず簡単な方から。
据え置き
「据え置き」というのは、お店が設定に一切触らず、前日の状態のままということです。前日の営業終了時に900Gハマってやめた台なら、次の日の朝も内部的なカウンターは900Gからスタートします(お店は電源をOFF/ONしただけ、ということです)。前日のゲーム数や内部モードが、すべて引き継がれます。
リセット
対して「リセット」とは、お店が意図的に設定を変更した状態を指します。これを行うと、台の内部情報を保存している「RAM(ラム)」という部分がクリア(初期化)されます。これを俗に「RAMクリア」と呼びますね。
重要なのは、設定を「1から6」に変えるような「設定変更」だけでなく、「1から1」のように同じ設定に再度入れ直す「設定打ち直し」でも、基本的にRAMクリアは行われるということです。
私たちプレイヤーが「リセット」と呼ぶ場合、それは「RAMクリアが実行され、内部状態がすべて初期化された状態」を指していることが多いですね。つまり、前日のハマりゲーム数や蓄積したポイント、内部モードがすべて消えて、工場出荷時のような「0」の状態に戻ってしまうことを意味します。
朝イチの台の状態まとめ
- リセット(設定変更・打ち直し)
- 内部状態が「0」に初期化される(RAMクリア)。
- 前日のゲーム数、モード、ポイントなどはすべて無効になる。
- 据え置き
- 内部状態が前日から引き継がれる。
- 前日のゲーム数、モード、ポイントなどはすべて有効になる。
この「内部状態が引き継がれるか、消えるか」という違いが、朝イチの戦略を180度変えてしまうわけです。
スロット リセットの恩恵
では、なぜ前日のハマリが消えてしまうかもしれない「リセット」を、私たちは積極的に狙うことがあるのでしょうか?
それは、多くの機種に「リセット時専用の恩恵(メリット)」がプログラムとして用意されているからです。これは、リセットされた台でしか得られない、朝イチ限定の特典のようなものですね。
機種によって様々ですが、代表的な恩恵には以下のようなものがあります。
- 天井ゲーム数の短縮
これが最も代表的で強力な恩恵かもしれません。例えば、通常時の天井が1000Gの機種が、リセット後に限り「天井500G」に短縮される、といった仕様です。通常より浅いゲーム数で当たりが保証されるため、投資を抑えられます。
- 内部モードの優遇
リセット直後は、通常時よりもATやボーナスに当選しやすい「チャンスモード」や、連チャンしやすい「天国モード」といった、プレイヤーに有利な内部モードからスタートする抽選が行われる機種があります。朝イチの数ゲームでいきなり当たり、そのまま連チャン!なんてことも期待できるわけですね。
- CZ(チャンスゾーン)やATの当選優遇
リセット後の早い段階(例:1周期目など)でCZに当選しやすくなったり、ATに直行する抽選が優遇されたりするなど、直接的な出玉につながる恩恵も存在します。
なぜホールは恩恵をつけるの?
これは私の推測も入りますが、お店側としては、朝から台を稼働させてほしいわけです。リセット恩恵があれば、プレイヤーは「朝から打つ理由」ができますよね。
また、「当店はちゃんと設定変更してますよ(高設定も使ってますよ)」というアピールにも繋がります。リセット恩恵は、プレイヤーを集めるための「撒き餌」のような側面もあるのかなと思います。
こうした恩恵があるため、投資を抑えつつ早い当たりを期待できる「リセット台」を専門に狙って打つこと、通称「リセット狙い」は、パチスロの非常に有効な立ち回りの一つとなっています。
リセットモーニングとは?
「リセットモーニング」という言葉も聞いたことがあるかもしれません。「リセモ」と略されたりもしますね。
これは主に昔の4号機時代、特に「ストック機」や「AT機」が全盛だった頃によく使われていた言葉です。当時は、リセット(設定変更)をすると、朝イチの本当に早い段階(例: 数十ゲーム以内)でボーナスやATに当選しやすくなる、非常に強力な仕様を持つ機種がたくさんありました。
その恩恵は絶大で、ホール側も「〇〇(機種名)、毎日リセット実施中!」といったPOP(広告)を掲示して、リセモの存在を積極的にアピールして集客に利用していたほどです。
5号機以降、規制の変化に伴って、あからさまで強力なリセモ機能は少なくなりましたが、前述した現代の「リセット恩恵(天井短縮やモード優遇)」は、このリセモの概念が、現代の機種仕様に合わせて形を変えたもの、と考えると分かりやすいかもしれませんね。
リセットと天井(宵越し)の関係
リセットを理解する上で、戦略的に最も重要で、そして一番注意したいのが「天井」との関係です。
例えば、天井が1000Gの機種で、前日にAT・ボーナス間で800Gハマっている台が閉店を迎えたとします。この台を翌朝狙う場合、戦略は「リセット」か「据え置き」かで天国と地獄に分かれます。
もし「据え置き」なら(天国パターン)
前日の800Gが内部的に引き継がれます。もし天井が1000Gなら、プレイヤーはあと200G回せば天井に到達し、ATやボーナスが確定します。これを「宵越し天井(よいごしてんじょう)」狙いと言います。
これは非常に少ない投資で当たりがほぼ約束される、最高に期待値の高い「お宝台」ですね。
もし「リセット」なら(地獄パターン)
前日の800Gはすべて消滅しています。台の内部カウンターは0Gからスタートです。プレイヤーが「宵越し天井狙い」のつもりで打ち始め、200G地点に到達しても、当然何も起こりません。
もしそこで「おかしいな?」と気づかずに打ち続けると、そこから本当の天井(リセット後の天井、仮に1000G)まで回すことになり、甚大な損失を被る可能性があります。
このように、「宵越し天井狙い」(据え置きであって欲しい)と、「リセット恩恵狙い」(リセットされていて欲しい)は、朝イチの立ち回りにおいて両立しない、正反対の戦略なんです。
だからこそ、朝イチのプレイヤーに求められる最も重要なスキルは、目の前の台が「リセット」か「据え置き」かを見抜く「リセット判別」の技術ということになります。
リセット狙いのデメリット
リセット恩恵は非常に魅力的ですが、もちろん「リセット狙い」にもデメリットや注意点は存在します。
最大のデメリットは、再三お伝えしている「リセットされていなかった(据え置きだった)場合のリスク」です。
「この台はリセットされてるはず!恩恵の100Gまで回そう」と思って打ち始めた台が、実は前日300Gハマっていた台の「据え置き」だった場合…。恩恵ゾーン(100G)をスルーすると、内部的には400Gとなり、天井までもまだ遠い「中途半端な台」を打たされることになります。これは期待値的に大きなマイナスですよね。
リセット狙いの主な注意点
- 判別ミスのリスク: 上記の通り、「据え置き」を「リセット」と勘違いして打つと、大きな損失につながります。
- 抽選のリスク: 魅力的な恩恵がある機種は、当然ライバルも多くなります。朝の抽選で悪い番号を引いたら、そもそも台に座れないことも日常茶飯事です。
- 恩恵スルーのリスク: リセット恩恵があると言っても、それは「当たりやすい」というだけで、100%当たるわけではありません。恩恵ゾーンをスルーして、そのまま負けてしまうことも当然あります。
- 投資リスク: 天井短縮があっても、そこまで当たらなければ投資はかさみます。
リセット狙いは、あくまで「トータルで勝ち越すための期待値稼働」の一つです。短期的には負けることも多々ある、という心構えは大事ですね。
スロットのリセットとは?見分け方と立ち回り
ここまでは「リセットとは何か」という基本的な知識と、それに伴う戦略の分岐点を見てきました。ここからはより実践編として、「じゃあ、どうやって見分けるの?」という具体的な判別方法や、特に重要となるスマスロ時代の立ち回りについて解説します。
スロットのリセット判別方法
リセットされているかどうかを見抜くことを「リセット判別」と言います。これには、昔から使われている伝統的な技術から、6号機の仕様を利用したテクニカルなものまで様々です。
主な判別方法としては、以下のようなものが挙げられます。
| 判別方法 | 概要 | 信頼度(目安) |
|---|---|---|
| ガックンチェック | 朝イチ1G目のリールの挙動(ブレ)で判断する。 | 中(対策可能) |
| 有利区間ランプ | (旧6号機)ランプの点灯・消灯で判断する。 | 高(ほぼ対策不可) |
| 液晶・出目 | 朝イチの液晶画面やリールの停止形で判断する。 | 中(機種知識必須) |
| ホールの傾向把握 | そのお店のクセ(全リセか据え置きか)を読む。 | 高(最重要) |
現代の立ち回りでは、どれか一つで100%見抜けるものは(有利区間ランプがなくなった今)ほぼ存在しません。したがって、これらを組み合わせて「リセットの可能性が何%くらいか」を総合的に判断するのが基本になります。
上級者向けの判別技術「仕込み」
昔からある非常に高度な技術に「仕込み」があります。これは、前日の閉店間際に、意図的に「当たり(ボーナスやMBなど)」を成立させ、揃えずにやめるというものです。
内部的に「当たり」が成立した状態も、リセット(RAMクリア)によって消去されるため、翌朝1G回してその当たりが消えていれば「リセット確定」、当たりが入賞すれば「据え置き確定」となります。ただし、他のお客さんやお店の迷惑になる可能性もあるため、一般的におすすめできる方法ではありませんね。
有利区間ランプでの判別
2018年頃から導入された6号機(特に6.0号機~6.4号機あたり)の時代において、最強かつ最も信頼できるリセット判別方法だったのが、この「有利区間ランプ」です。
まず「有利区間」とは、6号機から導入された概念で、ATの抽せんや出玉(例:2400枚上限)を管理する区間のことです。この有利区間に滞在している間、台のどこか(クレジット表示の横など)に小さなランプ(「.」や「-」のようなLED)を点灯させることが義務付けられていました。
そして、この仕様には「設定変更(リセット)を行うと、有利区間は必ずリセットされ、非有利区間(ランプ消灯状態)に戻る」という絶対的なルールがあったんです。
有利区間ランプ判別の絶対ルール
- 前日、ランプが点灯したまま閉店した台がある(例: AT終了直後など)。
- 翌朝、メダルを入れる前にその台を見て…
- ランプが【消灯】していれば → リセット濃厚!
- ランプが【点灯】したままなら → 据え置き濃厚!
これは「ガックン」のようにホール側が簡単に対策できない(※一部、電源操作で消灯させる対策もありましたが稀です)ため、私たちプレイヤーにとっては、朝イチの台選びを決定づけるほぼ100%の精度を持つ答えでした。
ただ…残念ながら、この方法は現在のスマスロや6.5号機では基本的に使えなくなってしまいました。
ガックンチェックは有効か
「ガックンチェック」は、最も古くからある判別方法の一つですね。
朝イチ、メダルを入れてレバーを叩き、1G目を回した(リールが回転を始めた)瞬間、リールが「ガクッ」とか「ブルッ」と一瞬ブレるような不自然な挙動をしたら、リセット(設定変更)が濃厚、というものです。
これは、リセットによってリールの位置情報が初期化され、1G目にプログラムが回そうとする位置との間に微細なズレが生じ、それを補正するために発生すると言われています。(特にサミー系の台が有名ですね)
この方法は、今でも一部の機種では有効です。スマスロの「L北斗の拳」などでも、ガックンは確認されています。
ただし、万能ではなく、多くの注意点があります。
ガックンチェックの注意点
- 対策(1G回し)が容易
お店側がリセット後、私たちプレイヤーが座る前に意図的に1Gだけ回しておく(「対策」)ことで、ガックンは消えてしまいます。据え置きに見せかけることができるわけですね。
- 機種による差が大きい
ガックンが非常に分かりやすい機種もあれば、ほとんどしない機種、全くしない機種もあります。また、リールの個体差で分かりにくいこともあります。
- ガックンしなくても「据え置き」とは限らない
上記の「対策」をされている可能性や、元々ガックンしない機種の可能性もあるため、「ガックンしなかった=据え置き確定」とは絶対に言えません。これが一番の注意点ですね。
あくまで「ガックンしたらリセットの可能性が上がったな」くらいの、判断材料の一つとして捉えるのが良いかなと思います。
スマスロのリセット判別
さて、一番の問題が現代の主流である「スマスロ(スマートパチスロ)」です。
2022年11月に登場したスマスロや、その直前の6.5号機からは、内部仕様に決定的な変化がありました。それは、あの最強の判別ツールだった「有利区間ランプ」の搭載が「任意」(義務ではなくなった)となったことです。
メーカー側には搭載するメリットがほぼないため、これは事実上の「廃止」を意味します。(関連する遊技機規則の変遷については、警察庁の「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」などの改正情報で確認できますが、非常に専門的です)
この仕様変更により、私たちは「ランプによる最も確実なリセット判別」という最強の武器を失ってしまいました。
じゃあ、どうやって判別するのか?
これはもう、「ガックンチェック」や「朝イチの液晶(デモ画面か、特定のステージか)」「リール出目」といった、昔ながらの判別方法に回帰し、それらを組み合わせて総合的に推測するしかありません。
機種知識がすべて
スマスロ時代の判別は、まさに「情報戦」です。機種ごとにリセット時の特徴が異なるため、狙う機種の知識をしっかり持っておくことが不可欠です。
- 例1: 特定の機種は、リセット後の朝イチ1G目にレア役を引くと特別な恩恵がある。
- 例2: 特定の機種は、リセット後必ず特定のステージから始まる(据え置きなら前日のステージを引き継ぐ)。
- 例3: 特定の機種は、リセット後の液晶画面で特定の「示唆」が出やすい。
こうした「機種ごとのクセ」をどれだけ知っているかが、判別の精度に直結しますね。
ホールの傾向を読む重要性
有利区間ランプという「技術的な確証」が失われた今、スマスロ時代の判別で最も重要であり、最強の判別術だと私が思うのは、「そのお店のクセ(傾向)を読む」ことです。
お店の朝イチの運用方針は、大きく分けて以下の3パターンが多いかなと思います。
1. 全リセ店(全台リセット)
毎日、イベント日など関係なく、すべての台をリセット(設定変更または打ち直し)するお店です。宵越し天井狙いは絶対にできませんが、リセット恩恵狙いには最適です。判別に悩む必要がないのが楽ですね。
2. 据え置き店(基本据え置き)
基本的に設定を触らず、ほとんどの台を据え置きにするお店です。こういうお店では、リセット恩恵狙いはできませんが、逆に「宵越し天井」のお宝台を探すチャンスが多くなります。
3. 混合店(部分リセット)
上記2つを組み合わせた、最も一般的なパターンです。お店によって様々なクセがあります。
- 人気機種(北斗、カバネリなど)だけリセットする。
- 逆に、ハマった台(宵越し天井狙いをさせないため)だけを狙ってリセットする。
- 角台だけ、特定の列だけリセットする。
- イベント日(特定の日付)だけ全リセットする。
この「クセ」をいかに早く見抜けるかが、ライバルと差をつけるポイントになります。
傾向の読み方
では、どうやって傾向を読むかですが、これはもう地道なデータ収集しかありません。何回かそのお店に通い、データサイト(台ごとの履歴が見られるサイト)などを活用します。
例えば、朝イチの当たりが「0G〜100G」に集中している機種が多ければ「リセット傾向が強いかも?」と推測できます。逆に、前日ハマリ+当日ハマリで天井に到達している台が多ければ「据え置き傾向が強いな」と判断できます。
「このお店は、月曜は据え置きが多いけど、週末はリセットっぽいな」といった分析を蓄積することこそが、現代の立ち回りでは最強の武器になると思います。
スロット リセットとは何か総まとめ
最後に、ここまでのお話を「スロット リセットとは」何か、総まとめします。
リセットとは、お店が設定変更(または打ち直し)を行い、台の内部状態が「0」に初期化されることです。
これにより、前日のハマリゲーム数はすべて消えてしまい、「宵越し天井」狙いはできなくなります。しかし、その代わりとして「天井短縮」や「高モード移行」といった、プレイヤーにとって有利なリセット恩恵を受けられる可能性があります。
かつて(6.4号機まで)は「有利区間ランプ」の点灯・消灯を見るだけで、ほぼ100%の判別が可能でした。しかし、ランプ搭載義務が廃止されたスマスロ時代ではそれが難しくなり、「ガックン」や「液晶・出目」といった古典的な判別方法と、何より「機種固有の知識」そして「お店の傾向を読む」という情報分析が重要になっています。
リセットの概念を深く理解することは、朝イチの立ち回りを決め、ライバルより一歩先に期待値を積み重ねる上で、絶対に欠かせない知識です。ぜひ、ご自身がよく打つ機種のリセット恩恵や判別方法を、一度詳しくチェックしてみてくださいね。
ただ、ここで紹介した判別方法や恩恵は、あくまで一般的な傾向や私の経験に基づくものです。機種やお店の運用によって状況は必ず異なります。パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びですので、のめり込みに注意し、最終的な投資や判断は、ご自身の責任において行ってくださいね。